Tシャツ、大ヒットなるか?

shinshu2003-08-07

朝、スタッフの内藤ちゃんが家の下まで来てくれて、賞品を買うためのお金と買うものリストを手に元気に立ち去っていった。学生は夏休み。白い帽子にピンクのTシャツを着た彼女からも開放的な雰囲気がただよっていて、まぶしかった。
退社後、クルマでオートバックス北山店に行き、レンタカーに搭載するキャリアのフッターとバーを購入。「ハイエースのなんちゃら(型番)に装着可能なこれこれを買うこと」と、「初めてのおつかい」に出てきた子供のようにメモを渡され、ひとりで入店。オートバックスなんて、生まれて二度目ぐらいじゃないだろうか。入ると、目がチカチカするような異文化が店いっぱいに広がっている。やんきぃーさま達が好みそうなヒョウガラのシートカバーやダッシュボードに飾るふわふわの物体や鼻をつくような芳香剤や土足厳禁のクルマ用のじゅうたんなどなど・・・。入った瞬間に「あかん。ひとりで来たのは間違いだった」と後悔と不安の嵐に巻き込まれた。
そしてそんな予感は的中で、レンタカーで借りるハイエースに付けられるキャリアがどれなのかが私の持参したメモでは確定できず、仕事中の近藤に電話。近藤も多様なハイエースのなかでどれがOKなのか分かるはずもなく、レンタを借りてくれた京大のやもーんに電話したりトヨタレンタリースに電話したり挙句の果てに京都トヨペットにまで電話して情報収集。その間、私はオートバックスの売場で異文化の香りにむせびながら頼りない気持ちで連絡を待ったのだった。
結局、ハイエースロングの標準ルーフ仕様でOKということでフッターとバーを買ったのだが、これが本当に装着可能なのかは大会前日まで分からない。不安度300%の表情の私を見てか、店員のお兄さんが「合わんかったら変えてあげます!」と言ってくれた。西村くん(オートバックスの兄ちゃん)ありがとう!
その後、大急ぎで京大生協にかけこみ、なべちゃん(現ナカガワ)の協力を得て、75枚分のツール・ド・信州Tシャツを受け取る。なんとか今年も恒例の黒い信州Tシャツが完成した。ああまたおんなじデザイン・・・。かっこいいんだけど、ちょっと飽きてきました。
しかし、結構このTシャツは参加選手やスタッフ以外からも好評で、「ほしい」「いくら?」と言ってくれる人が多い。そんなわけで、今年はこのTシャツを販売しようと思っているところ。
購入ご希望者は、どうぞお申し出ください!値段等は、大会終了後にお知らせします。
夕方、岡崎和也夫人のあっちゃんが愛犬・ぷらむを連れてやってきた。ビールを手に鴨川へ行き、散歩&夕涼み。そこへ第1回&第2回信州参加者あんど昨年のスタッフ・東後くんが偶然ジョギングに現れ、「走り終えたらビールあげるからね」と激励し、約束どおり彼のジョギング後に三人でビールを飲んだ。
準備でてんてこまいながら、忙中閑アリ。ビールとおしゃべりのおかげで充電ができた。あと少し、がんばるよ。

おカネにまつわるエトセトラ

shinshu2003-08-06

ふう。今日も暑かった。ここのところ、日中に川端通りでめっきりロードレーサーを見かけなくなった。恐らく早朝か夜に練習しているんだろうな。こんな攻撃的な暑さだと、選手達は練習すればするほど弱っていくんじゃないかと心配だ。
大会プログラムには、総合優勝の選手への賞金として5万円と表記してあるが、今、実行委員会でそれについて検討しているところだ。なぜなら「ステージ優勝にも賞金を!」という熱い要望が一部の選手(ピンクジャージでクロモリバイクに乗っている男の子)から寄せられているからだ。
5万円を据え置きにし、さらにステージ優勝にも賞金を出すことは財政上困難だ。しかも例年、ステージ優勝選手は総合優勝選手と重複するケースが多い。たくさんの選手が入れ替わりたちかわり勝つツールとは違うのだ。峠オンリーの戦いだから、とにかく強い人が前を走ってそのまま勝っちゃう。
とはいえ、もちろん特定のステージで輝く走りをして優勝する、というケースもある。亡くなった山本(京大競技部OB)だって、二年前のプロローグで優勝し、とても良い顔をしていた。99年、筑波大の小山選手も第4ステージで小嶋を打ちのめして壮絶な船山ステージを制した。
うん、そうだ。やっぱりステージ優勝にも賞金が必要だ。
明日は、スタッフ二年目の内藤ちゃん(京大マネージャー)が賞品を買いに行ってくれる。昨年は、私がカナートで買ったTシャツ、ソックス、バンダナだらけで、阿部(シマノ)、白石(当時阪大)、矢澤(京大)らが同じのをもらっては交換していた。今年はもう少しバリエーションを広げてもらおう。
お腹がすいてきた。今日はこれぐらいにしよっかなっと。
☆写真は、奇襲をかける小山さん(青ジャージ)と船山にノックアウトされた小嶋。99年第4ステージ。

熱帯夜

shinshu2003-08-05

昨日はクルマ通勤だったので、今朝はロードで頑張って行くぞと息まいていたら、近藤が「うがー、ボクの前輪スローパンクしてる。前輪かりるで。クルマで来て」と有無をいわせず私のロードの前輪をひっぺがして自分のに付けて出かけてしまった。くそっ、と思いつつ「やったー、汗かかんでいいわぁ」と内心思ってしまった弱い私。
で、9時半すぎにインプレッサ川端通りを南下していたら、左側にじゃまなオートバイがいて、私の車線変更を妨げようとする。じろり、と窓の外を見たらなんとバイクを運転していたのは信州連覇男の小嶋@京大だった。笑顔でさっそうと追い越していった小嶋を見送りながら、なんだか大会開催前に小嶋と遭遇できたのは幸先がいいぞ、と思ってニンマリ。
昨夜は京大の若者たちの合宿所へ潜入し、プログラムの折込&封入作業を完了させることができた。その前にプログラムを清書して、地図の版下を用意して、近藤とふたりで京大の近くにある4円コピー屋で大量コピー。それが、仕事を終えて必死で駆け込んだものの8時の閉店10分前。非常に愛想の悪い女の子店員ににらみつけられながらもせっせとコピーする。なんせ大会プログラムがB4で4×70枚、コースマップがA3で4×70枚、プロフィールマップがA3で2×70枚、分岐図がA4で4×70枚・・・ヒエー!の量である。ああいつかちゃんとした印刷屋さんで印刷できる日がくれば・・いや、せめてきれいな10円コピーで印刷できる日がくれば・・・(遠い目)。
結局、合宿所へ到着したのは夜の9時だったが、若者たちは退屈な熱帯夜をもてあましていた様子でにこやかに迎えてくれた。噂どおり暑くてたまらない畳の部屋で、皆がワイワイと作業をしてくれて、30分程度で終了。ああ助かった。
そして、完成した封書は競技部の女子マネージャーで今年初めて信州スタッフになってくれる「もとやすどんちゃん」という可愛いコが郵便局へ発送に行ってくれた。きっと明日には選手の手に届くだろう。
近藤がツーリングマップルからスキャナーで取り込んで仕上げたコースマップ、下見で撮影したビデオをもとに手書きした分岐図、ワードとエクセルにいじめられながら私が仕上げたプログラム・・・全て手作りの信州ドキュメント。これを手に選手たちが全国から信州へ集まってくる。
いつかもっときれいな印刷物を作りたいな、そんな夢もあるが、あったかみある手作りのドキュメントもやっぱり悪くない。学生たちとワイワイと折り込み作業をしながら思った夜だった。

10日をきりかけ

shinshu2003-08-04

いよいよ信州ウィルスが身体に潜入。
にわかに騒がしくなってきた。
今日は、このあと夕方に大会プログラムをアップさせ、5円コピーでコピーして京大競技部の合宿先に乱入し、無理やり折込作業を手伝ってもらい、発送する予定。
行き帰りのアクセス案「誰がどう来てどう帰るか表」
http://www.tour-de-shinshu.com/2003/transfer.html
もアップした。あとは、連絡できていない選手に連絡をとるだけ。昨夜は懸命に電話作戦を実行したのだが、なぜか誰も携帯に出てくれない!どうも日曜日の夜というのは皆さん多忙なようだ。あと、先日、大工大の学生の実家に電話をしたらお母さんが出られて「あの、どんなご用件ですか」と露骨にいぶかしがられた。やはり年頃の息子に女性(いちおう)から電話がかかると心配するのが母の心理というものだろう。
今日行く京大の合宿所は、「ものすごく暑い」らしい。合宿参加中のやもーん(写真)に電話したら「覚悟していてください。おみやげは冷たいジュースがいいです」とのこと。思わず「蚊やダニはいるのか?」と聞いてしまった。こちらはいないらしい。ほっとひと安心。了解。

2週間をきった

shinshu2003-07-31

今年は昨年よりもクルマの配車がラクに出来そう。
なぜかというと、チーム単位で参加する選手が一気に増えたから。APEXさん、TEAM GIROさん、坂バカ日誌さん、物見山さんなどなど。いずれもドライバーがサポートスタッフとして参加してくれるから大助かりだ。
さてこのチームからのサポートスタッフだけど、可能な範囲で選手の走行中はオフィシャルスタッフと同様に走ってもらうことになりそうだ。理由は、選手がバラバラに分かれてしまう信州のコースでひとつのチームをひとつのサポートカーで面倒見ることは実質難しく、各サポートカーが連携して上位から振り分けられた選手数名ずつを見るほうが効率がよいからだ。同じチームの選手が常に同じ集団で走れば別だが、そんなことは恐らくありえないだろう。
そんなわけで、チームからのサポートスタッフの方には、他チームのサポートもお願いすることになる。恐らくすでにこうした実情は選手から聞いてもらっているだろう。あとは直接連絡を取り合って打ち合わせるだけだ。
噂では、左ハンドルのアメ車がチームカーとして登場するとか・・・峠でのサポート、大丈夫かなあ。
☆写真は、信州には出ないけど、すっかり周山の常連になったルパンの武山さん。最初はルパンの人たち、おっかなそう・・なんて思っていましたが、今ではすっかり顔なじみ。武山さんは、先日の周山で初ポイントゲット。秋もがんばってほしいものだ。

信州準備メモ

shinshu2003-07-30

選手は、残り少ない日々をひたすらトレーニングに費やしているはず。当日からは、ただ目の前に峠がたちはだかるのみ。彼らが走りだけに集中できるよう、今、できる限りの準備をしなければ。・・・ということで、私のTO DOをメモ、めも。

・ドライバーの人数チェック、最終募集についての検討
・選手へアクセス方法についての問い合わせ
野沢温泉の宿に電話をし、レンタカー手配について問い合わせる
・各宿に電話をし、当日の宿泊予約の確認をする
・スタッフ全員の氏名、住所、電話番号等のデータを集める
みずほ銀行へ行き、通帳記入しエントリーフィーをチェック
・保険事務所に電話をし、保険の申し込み手続き
JAFに加入
☆写真は、今年初参加の井本選手(京大サイクリング部OB)

入力作業はんぶん完了

shinshu2003-07-29

選手から続々と(といっても一日あたり2,3通だけど)届けられた申込書のデータ入力がほぼ完了。今現在、40名のエントリー。予想通りの人数だ。残りは、阪大もとい現シマノドリンキングの白石くんや電話で「かけこみエントリーできますかっ?」と締切りギリギリのところで予約してきた選手からの到着分を待つだけ。あとはスタッフのデータも集めなければ。大会プログラムの完成は8月4日の予定。封筒への折込作業は、その日、京大の自転車競技部が近所で合宿しているのでそこに乗り込んで手伝ってもらうことになっている。なので、翌日には選手へ発送できる予定だ。
そして、今晩から各選手へ電話で問い合わせを開始する。初参加の選手の家に電話をかけると、たまにお父上などからセールスと間違えられる時がある。たしかに「自転車の大会のツール・ド・信州です」なんて突然言われても、ちんぷんかんぷんかもしれない。昨年は、山形の選手の家に電話したら、「はあ?うちは結構ですわ」と切られかけ、半分ケンカみたいになってしまった。
選手に直接電話をかける理由は、現地までのアクセス方法などについて聞き込み調査するためだ。信州は「ツール」なので当然、スタート地点とフィニッシュ地点が異なる。しかも今年はプロローグが野沢温泉で最終日のフィニッシュが山梨県の大弛峠という恐るべき距離。初日にクルマで野沢温泉に乗りつけた選手は、最終日のフィニッシュ後にそこまでクルマを取りに行かないといけない。それを何とか効率良くするために、出来るだけ選手のクルマをオフィシャルのサポートカーとして利用させてもらう、というのがひとつめの案。そして、もうひとつが野沢クルマ置き組がまとまって一台ぶん、野沢温泉からレンタカーを借りて期間中にスタッフがそれをオフィシャルカーとして運転する。そして大弛からそれに乗って野沢温泉に戻る、というもの。ああ、それの手配もしなければいけない。
選手がほぼ出揃ったところで、準備はこれからが本番。今年の私と近藤の合言葉は、
「なんとかなる!」「なんとかする!」
困ったことが起こっても、これで乗りきって行きますよっ。皆さんも、「なんとかなる!」「なんとかする!」で夏を乗り切りましょう。
ところで、昨年、平湯峠で見事な逃げを決めた斎藤くんからまだエントリーがないのですが、決断したかな。
写真は、私のお気に入りの一枚です。登りの苦しさが浮き彫りの写真。さて誰でしょう。