全日本実業団@美山

shinshu2003-08-24

本当に久しぶりにレース会場へ足を運んだ。
司会とライターの仕事を引退し、JCFでの活動もやめてからは意識的にレースから遠ざかっていた。ツール・ド・信州と周山ロードのみに専念し、京都車連さんのやっている大会以外で実業団選手の集まる大会には3年近く足を運んでいなかった。
それが、地元・京都での実業団レース開催、しかも信州直後ということで観戦に行くことになり、久しぶりにあの空気を味わった。
にぎわう峠、補給での喧騒、顔見知りの人とかわす挨拶。そして選手達の「本気」の走り。なじみの選手が逃げていた。まだ彼らは走っていた。そして第一線で自分を追い込み、観衆を魅了していた。
信州の選手もいた。渥美選手はBR1のメイン集団で力強く走っていた。京大の高橋と細川は、BR2の序盤で逃げて、信州でのシーンを再現させた(あのまま逃げ切って暮れたら・・・)。それにしても、BR2は終盤に救急車が先頭集団に割って入ったためにレースが成立しなかったとか。なんということ!せっかく全国からこのレースのためにやって来た選手にとっては無念きわまりないではない事だな、と思う。
シマノの丸山コーチと板東監督にも3年ぶりで再会した。お互い、あまりに時間が経ちすぎて何から話せばいいか分からず、ただ、「本当に久しぶり」と互いに目をまんまるくして笑いあうだけだった。
華やかなスポットには日本舗道の選手のために補給をする岡崎あっちゃんと和也くんのお母さんがいた。私も手伝って補給をして、和也くんにバッチリ渡すことができた。ああよかった。思えば選手に補給をすることなんて、信州と周山以外は初めてだった!ああコーフンした。あっちゃん、すばらしい機会を与えてくれてありがとうー。岡崎くん、私のつたない補給を受け取ってくれてありがとうー。
選手が峠を登ってくるのを待つゆるやかな時間、いちばんに駆け上がってきた選手に声援を送るけたたましい空気。どれもこれも、「やっぱり自転車レースっていい!」と思える時間だった。
周山でおなじみの人もいっぱいいた。トレーナーの純子さん(C.A.グッドウィル)は、周山での姿よりもキビキビとしていて、「ああレース会場にいるんだ」と実感できた。そうそう、近藤は自走でふらふらになりながら美山に行ったのだけど、近江さん(ルパン)から「次の周山は?」と聞かれたとか。そろそろ決定したいですね。
☆写真は、九鬼ケ坂で選手を待つ岡崎ファミリー。