第3戦@美山

shinshu2003-04-29

恒例の美山ロード前哨戦。5月25日におこなわれる美山ロードでは、町役場前の平坦路がフィニッシュ地点だが、周山ロードでは安全を期すため5周回後の九鬼ケ坂でフィニッシュするコースとなっている。安全を期すため・・・というのが本当の理由だが、それ以前に「やっぱり周山は登りゴールだよね」というイメージも強い。ツール・ド・信州もそれに同じ。
美山リハーサル戦とあって、この日はバラエティに富んだ面子が25名集まった。最近は、大阪から松本サイクルさんのチームなども駆けつけてくれるようになって嬉しい。参加選手は、曽我(C.A.グッドウィル)、辻、野口、笹井(CCD.キナン)、近江、武山、西垣(ルパン)、斎藤(foobar network)、一色、井上、松本(KUCC)、島(京大ウィルス研究所)、松村(京大あらためアイシン精機)、加藤、宮原、丸端、内田(PCサイクルクラブ松本)といったおなじみのチームの他、清水(Holiday C.C)、鎌田(トヨタレンタリース京都自転車部)、中田(Nexビアンキ)など。
そしてさらに、バリバリの実業団選手、愛三工業の秋田やナカガワから渡邊、西村、三宅、武田がやってきた!かなりめずらしい顔ぶれが揃い、雰囲気もぱっと華やかになった。スタッフにはいつもの角山純たん&ゴンちゃんが来てくれた。トレーナーとして活躍している純たんは、「癒し系」で選手を頑張らせる魅力を持っている。
一周目、ゆっくりしたペースを破るように近江、渡邊がペースアップ。曽我、辻ら常連メンバーが続き、九鬼ケ坂を一気に登りつめる。ナカガワの西村や愛三の秋田は様子をうかがっているのか集団中盤のまま。ひとつめの九鬼ケ坂はそのまま登りでも前に出た渡邊がトップ通過し、角山純たん提供の「ビールサーバー」を峠賞としてゲット。2周目、トップグループは野口、曽我、渡邊、近江。今回の九鬼ケ坂は野口がトップ通過し、笹井選手提供の「おにせん」獲得。そのうしろのグループには笹井、三宅、中田、斎藤らが続く。
この日は調子の上がっている野口が快走。終始トップグループをリードし、3つめの九鬼ケ坂もトップで白ワインをゲット。それにしてもこの日、近江がこれまでにない力強さで走っている。しかし、トップにつけていた近江も3周目になって徐々に遅れを喫した。
「積極的な展開にしよう」とこの日、決めていた野口は4周目になり早くも独走を開始し、曽我、渡邊に水を開け、そのままフィニッシュ。ラストは4秒差で2位に曽我。曽我から2分以上遅れて渡邊が3位となった。4位には初参加の三宅(ナガカワ)が。松本(KUCC)が学生ながら健闘し、5位となった。
今回、ナカガワの強豪・西村選手らは周山ロード特有のスタートダッシュに戸惑いがあったようだ。やはり常連選手は、場の雰囲気を作れるし、戦いのコツを心得ているからそのぶんアドバンテージがあるのだろう。
今回に懲りず、ぜひ実践トレーニングだと思って今後も来てほしいものだと思う。実践でないと得られないもの、たくさんあると思うから、周山をそういう場に活用してほしい。